Home / カナロコ by 神奈川新聞

カナロコ by 神奈川新聞

【先生の明日】志望者が6年連続で減少、他人事ではない教員の長時間労働 「教育問題ではなく社会問題」

 公立学校の先生の志望者数が6年連続で減少している。識者は、学校現場の長時間労働が敬遠されている影響を指摘する。新潟県では小学校の教員採用試験の倍率がわずか1・2倍になり、教員不足によって授業が行えないという事態は全国で現実に起こっている。教員の労働問題に詳しい内田良・名古屋大准教授(43)は「なり手の減少が続けば、当然教育の質は下がっていく。一番影響を受けるのは子供であり、その親。つまり教員の長時間労働は、教育問題ではなく社会問題だ」と警鐘を鳴らす。(神奈川新聞・佐藤将人)

元サイトで見る

100年に1度? 横須賀で竹開花、「大変まれなケース」

 100年に1度咲くとも言われる竹の花が、横須賀市根岸町に住む写真愛好家・西澤勝さん(70)の自宅で、先週から咲き始めた。専門家は竹の開花を「大変まれなケース。開花後に種子が実り、竹全体は一斉に枯れると思う」としており、西澤さん夫妻は興味深く様子を見守っている。

元サイトで見る

【先生の明日】教員は「定額働かせ放題」?長時間労働が違法にならない現実、変わらない意識

 2016年に文部科学省が発表した日本の公立中学校における勤務実態調査によると、中学校の約6割、小学校の約3割の先生が、「過労死ライン」と言われる月80時間以上の時間外労働を日常的にこなしている。なぜ、先生はこんなにも働き過ぎるのか。その法的根拠となっているのが、労働基準法の中で先生のみに適用される「給特法」と呼ばれる条項だ。多すぎる業務量も、出退勤管理に対する意識の低さも、いくら残業しようと違法にならない「定額働かせ放題」の法が、下支えしている。(神奈川新聞・佐藤将人)

元サイトで見る

【平成の事件】行き場失う「住人」 川崎簡易宿泊所火災があぶり出した「ひずみ」

 港や工業地帯を抱える大都会の片隅にひっそりと存在する簡易宿泊所(簡宿)街が、騒然とした雰囲気に包まれた。風にあおられた猛火が、2棟の古い木造建築を瞬く間にのみ込んでいく。2015年5月17日未明の川崎市川崎区日進町。11人の死者と17人の負傷者を出す大惨事となった簡宿火災は、街の在りように一石を投じるとともに、行政の福祉施策に重い課題を突き付けた。(神奈川新聞記者・三木崇)

元サイトで見る

【先生の明日】熱血教師は40歳で死んだー「美談ではなく悲劇」 教員の過労死はなぜ後を絶たないのか

 「過労死ライン」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。月80時間の時間外労働が、その境界線に当たる。日本では中学校教員の約6割、小学校教員の約3割がそれ以上に働いている。やや乱暴だが、義務教育に携わる先生の2人に1人は、いつ倒れてもおかしくないのだ。教員はなぜこんなにも働き過ぎ、その末に命を落とす人が後を絶たないのか。誰もが通う学校という現場に横たわったままの「労働問題」を、考えてみたい。(神奈川新聞・佐藤将人)

元サイトで見る

【平成の事件】開かぬ「パンドラの箱」、日米地位協定 横須賀米兵強盗殺人から13年、遺族の痛み

 日米安全保障体制を象徴する街、横須賀。日米両国の部隊が重要拠点を構えるこの地で、2006年に米兵が市民を惨殺する事件が起きた。米軍との共存路線を歩む街に暮らし続けながら、遺族はこの13年間、被害や日米関係にどう向き合ってきたのか。(神奈川新聞記者・高橋融生)

元サイトで見る

【平成の事件】東名一家死傷事故 常軌を逸した「あおり運転」の愚行、司法に突きつけられた問い

 きっかけはささいな交通トラブルだった。「カチンときた。文句を言いたかった」。高速道路上でワゴン車を執拗(しつよう)に追い回した男は、後の裁判員裁判でそう語った。神奈川県大井町の東名高速道路で2017年6月5日夜に起きた一家4人死傷事故。身勝手極まりない理由で我を忘れ、見ず知らずの家族を危険にさらした愚行は、「あおり運転」の俗称を世に刻み、現行の法制度の課題も浮き彫りにした。(神奈川新聞記者・横山隼也)

元サイトで見る

【平成の事件】植松被告と文通、障害ある娘と暮らす社会学者 「心失者なんていない」被告と同調者たちに伝えたい

 平成最悪とされる犠牲者を出した相模原障害者施設殺傷事件から2年8カ月。和光大名誉教授の最首悟さん(82)=横浜市旭区=が、植松聖被告(29)と手紙のやりとりを続けている。社会学者であり、重度の知的障害がある娘を持つ父親という立場から、障害者への差別や偏見が根強く残る社会に宛てたメッセージだ。(神奈川新聞記者・石川泰大、川島秀宜)

元サイトで見る

【平成の事件】19人殺害と強制不妊手術 「善意」の暴走と「生産性」追求の果て、続く差別との闘い

 神奈川県立障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)に入所していた19人の殺害は「全人類の為」と植松聖被告(29)は語った。その盲信(もうしん)を、優生保護法(1948-96年)下で不妊手術を強制された当事者は自身の痛みと重ね合わせる。命の優劣を正当化し、生殺を支配したのは、狂気でなく、公益を大義とする「善意」だった。不妊手術の被害者らは国に謝罪と補償を求めて提訴し、亡霊のように再び表れた障害者差別と決別するための闘いを続ける。(神奈川新聞記者・川島秀宜)

元サイトで見る